里山住宅博 in TSUKUBA 2019
“つくばのベーシックハウス”のご案内

里山住宅博は、地域工務店による期間限定の住宅博覧会です。里山住宅博の会場は、総合展示場ではありません。住宅博終了後は、それぞれの建物は、住まい手に引き渡され、住み継がれる町になります。いわゆる「モデルハウス」は、建物の雰囲気、仕様を確かめることはできますが、たいていは最上級の仕様だったり、とても大きかったりと、実際に「自分が住む」建物とは違う、ということがありえます。里山住宅博が特徴的なのは、「モデルハウスにそのまま暮らせる」ことです。建物の見学はもちろんのこと、町並み・周辺環境も含めて、じっくり見て、確かめてください。

「里山住宅博 in TSUKUBA 2019

2016年には「里山住宅博 in 神戸」が開催され、弊社はヴァンガードハウスを設計しました。

「里山住宅博ヴァンガードハウス」

「里山住宅博 in 神戸」

「里山住宅博 in TSUKUBA 2019」内に設計した“つくばのベーシックハウス"を正式にご案内出来るようになりました。性能と情緒をあわせもつベーシックハウスと呼ぶにふさわしい、美しい住宅であると思います。下記の時間で11月までの住宅博の期間中にご見学いただけます。基本的に週末には堀部設計事務所のスタッフが在宅しています。また堀部も月に1、2日は在宅しています。詳しいスケジュールは下記のカレンダーをご参照ください。

夫婦の生活が1階だけて完結できるよう食堂・台所・広間・寝室・水廻りを1階に設けたコンパクトな住宅です。2階建て部分には寝室や水廻りなどのプライベートな部分とし、付加断熱を施し外皮性能を高めている。下屋がかかる平屋の部分は食堂などのパブリックな部分とし、充填断熱のみ、メインの開口部には建具屋造作の木製建具を使用している。意匠的にも温熱的にも強固な2階建て部分の躯体と、外部と緩やかにつながる下屋部分。さらに外の広間となるテラスを設け、性能一辺倒となるのではなく、周辺環境ともつながりながら生活が営まれるよう心がけている。

周囲に残る昔からの蔵や民家のあり方を参考にしながら、現代の生活に無理なく適合する"なつかしい未来の家"となるよう設計を進めました。性能と情緒を合わせ持った美しい住宅であると思います。